放課後キッズサポーターの取り組み 【ライオン株式会社】学童で正しい手洗いを身につけよう! キレイキレイ大作戦 実施レポート①

2020.09.14

手洗いの徹底で、自分だけでなく家族や友達への感染を予防しよう!

学童保育(放課後児童クラブ)は、子どもたちにとって生活の場。自由に遊んだり、宿題をしたり、おやつを食べたり。このコロナ禍で「密」にならないよう気をつけるべき場面も多く、手洗いは欠かせません。そこで、「たのしーと」の「キレイキレイ大作戦」を実施した学童に、その様子を聞きました。


たのしーと「キレイキレイ大作戦」

手洗いレベルをチェックした結果は?

「キレイキレイ大作戦」に挑戦したのは、都内の小学校に併設された学童、TKC聖徳学園アフタースクール。在籍する小学1~3年生16人が挑戦しました。この「キレイキレイ大作戦」は、放課後キッズサポーターである、手指の衛生専門ブランド「キレイキレイ」(ライオン株式会社)と共同で開発したコンテンツで、楽しみながら手洗いの大切さを学べるシートです。

まずは部屋に集まって、指導員から「キレイキレイ大作戦」の説明を聞きます。手洗いについては家庭や学校で繰り返し言われている子どもたち。「手あらいがたのしくなる キレイキレイ大作戦」のたのしーとを前に、「いつもやっているよ!」とはりきった声のほか、パンチョたちを見て、「おもしろそう」「キャラクターがいてびっくり!」といった声も上がりました。早速、指導員と一緒に、普段の手洗いを振り返りながら8つの質問に○をつけて答えていきます。


子ども同士の間隔を空けて、「密」を避けた取り組みが行われている

質問は、「外から帰ったら手をあらっている?」「トイレの後に手をあらっている?」といったわかりやすい内容で、子どもたちも「外の菌は持ち込まないように手を洗うよ」「うんちのバイ菌があるから、手を洗わないと」と、まじめに答えます。「手をあらった後、きれいなタオルでふいている?」という質問に、「1回タオルを使ったらぬれちゃうから、2回目にはバイ菌が増えているかも。だから、『はい』と『いいえ』の間にしたよ」と答える子どももいて、よく考えている様子がうかがえました。
「はい」と答えた数で、自分の手洗いレベルがわかります。結果は、レベル①「大せいこう!」が10人、レベル②「ちゅうい!」が6人、レベル③「見なおそう!」は0人でした。


1つひとつ、じっくり考えながら答えていく

カードできちんとした手洗い習慣を定着

解説を聞いた後は、「めざせ!手あらいマスター」のポスターを使い、実際に正しい手洗いをおさらいします。
まずは、水でよごれを洗い流し、ハンドソープを泡立てて30秒、手のひらをしっかり5回こすって・・・・・・といった具合に、手洗いの手順がわかりやすく解説されています。手順を追って手洗いすると、普段の手洗いでは十分に洗えていなかった場所があったことも確認でき、しっかり正しい手洗いを身につけることができました。


正しい手順で手洗いを実践

「キレイキレイ大作戦」には、「キレイキレイ! 手あらい1週間チャレンジ」という、切り取り式のカードもついています。正しい手洗いができたら1日1つチェックするもので、この日は指導員が日付とサインを記入。カードは持ち帰り、おうちの人にも見てもらいます。家でサインをもらってきたり、学童でもらったり、ほとんどの子どもが7日間、「正しい手洗い」を実践できました。


「キレイキレイ! 手あらい1週間チャレンジカード」には、手描きイラストやサインも

手洗いから戻った子どもたちからハンドソープの香り

「キレイキレイ大作戦」を経て、子どもたちの手洗いの仕方や意識に変化はあったでしょうか。
指導員によると、正しい手洗いを心がけるようになって、「蛇口に水をかける子も増えたし、手洗いの途中で水道の水を止められる子が多くなりました」とのこと。
正しい手洗いを身につけることによって、手洗い場を清潔に保つこと、そして節水を意識するようになったことは、指導員も予想していなかったうれしい効果でした。
また、おやつ前に手を洗うよう促すと、いつもは「もう戻ってきたの?」というほど早かったのが、最近では「まだ?」と思うほどで、思わず様子を見に行ったということもあったそうです。 「ていねいな手洗いが定着しているのだと実感しました。手洗いから戻った子どもたちから、ハンドソープの香りがただよっているのも、その証拠ですね。コロナ禍のこの時期に、手洗いの大切さを再確認できるプログラムができてよかったと思います」(同)

手あらいがたのしくなる キレイキレイ大作戦


(写真提供、取材協力: TKC聖徳学園小学校アフタースクール)