放課後キッズサポーターの取り組み 【ライオン株式会社】「マイボトル」を作って手洗いを楽しく! キレイキレイ大作戦 実施レポート②
自分だけのボトルで、手洗いもウキウキ気分
外遊びから帰ったら、まず手洗い。おやつの前にも、また手洗い。毎日何度もする手洗いだからこそ、楽しく思える工夫がほしいものです。いつもの手洗いを少しだけ特別なものにしてほしい、そんな思いを込めて、放課後たのしーとが『キレイキレイ(ライオン株式会社)』と一緒に制作したのが「キレイキレイ大作戦 マイボトルをつくろう!」です。今回、ハンドソープのマイボトル作りに取り組んだ学童に、その様子を聞きました。
たのしーと「マイボトルをつくろう!」
みんなで一緒の取り組みにワクワク
「キレイキレイ大作戦」の「マイボトルをつくろう!」プログラムに挑戦したのは、東京都練馬区にある開進第四小学校の第一学童クラブと第二学童クラブの子どもたち。第一学童クラブに在籍する1~3年生の35人と、第二学童クラブに在籍する1~3年生の50人、あわせて85人です。いずれの学童でも「密」を避けるため、少人数に分かれて行われました。
コロナ禍で、学童内でのイベントはほぼなくなっているのが現状です。それだけに、子どもたちはいつもの工作とはちょっと違った取り組みと聞いて、ワクワクした様子。指導員が準備をしている段階から、「何をするの~?」「楽しみ!」と興味津々です。
グループに分かれて少人数での取り組み(第一学童クラブ)
「きれいに手をあらおう」の文字も
ハンドソープのボトルに貼る真っ白なシールと、色付きの油性ペンが配られ、「ここに、何でも好きな絵や字をかいていいよ」と言われた子どもたち。 「何でもいいの?」「何を描こうかな」。それぞれがペンを手に取り、きれいな模様や好きな動物や電車、自分と友達の似顔絵などを描き始めました。なかには、人気アニメのキャラクターに挑戦する子どももいます。 描いている最中から、「妹に早く見せたい」「家族に見せるのが楽しみ!」とうれしい気持ちが声に出ます。自分の名前のほかに、「きれいに手をあらおう」といった言葉が書き添えられた絵もありました。
思いおもいに絵や文字をかく(第二学童クラブ)
世界にひとつだけのマイボトル
ペンを走らせて10分足らずで仕上げてしまう子どももいれば、じっくり丁寧に納得いくまで1時間かけて描きあげていく子どももいます。みんなそれぞれの取り組み方で、世界にひとつだけのマイボトルを仕上げることができました。
絵が出来上がったらシールをはがし、ゆっくり丁寧にボトルに貼り付けていきます。 「完成した! うれしい!!」「早く持って帰りたい~」と、ボトルを手にした子どもたちから喜びの声が聞かれました。
慎重な手つきでシールを貼る(第一学童クラブ)
手洗いの表情から伝わる誇らしさ
第一学童クラブでは、作ったマイボトルのハンドソープですぐに手洗いを実践しました。 中身は同じでも、自分が描いたシールを貼った、自分だけのハンドソープはやはり特別なのでしょう。見守っていた指導員も、「マイボトルのハンドソープで手洗いする子どもたちが笑顔だったり、ちょっと誇らしげだったり、うれしさが伝わってきましたね」と言います。
マイボトルを持って、正しい手洗い(第一学童クラブ)
第二学童クラブでは、入室時に自分のボトルで手洗いし、「手あらい1週間チャレンジカード」に挑戦しました。 自分だけのハンドソープで手を洗い、カードにシールを貼ってもらうことで、正しい手洗いの定着につながったようです。 「手洗い場で、お友達同士でお互いに手の洗い残しがないか、チェックしあっているところも見受けられました」(指導員)。
完成したボトルを手にした子どもたち(上・第一学童クラブ、下・第二学童クラブ)
「今使っているのがなくなったら、次はこれ!」「きょうだいで使おう!」などと、喜んでマイボトルハンドソープを持ち帰った子どもたち。 その後、家庭から学童への連絡帳には「大切に家族で使います」といったコメントや「マイボトルを使って、毎日積極的に手洗いするようになりました」といった感想も寄せられたそうです。
世界に1つだけのハンドソープができました(上・第一学童クラブ、下・第二学童クラブ)