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放課後キッズサポーターの取り組み 夏休みイベントレポート「たのしーとビンゴゲーム」と「トントン虫レース」で暑さを吹き飛ばそう!(福生市臨時第2田園クラブ・ふっさっ子の広場)

# ソシオークホールディングス #放課後キッズサポーター #(株)明日葉運営学童 

2022.08.30

夏休みこそ、異学年がじっくり遊べるチャンス

夏休みが始まって間もない8月初旬、(株)明日葉(ソシオークグループ)が運営する東京都福生市の学童クラブ「臨時第2田園クラブ」、放課後子ども教室「ふっさっ子の広場」で、たのしーとを使った夏休みイベントが行われました。1年生から4年生まで計47人が在籍する公設民営の学童クラブと全児童対象の放課後子ども教室は多摩川のほとりに位置し、豊かな自然に囲まれた施設には「ミーンミーン」とセミの声が響きます。

「学校に併設されためぐまれた環境ですが、真夏は熱中症の危険があるため、とても外では遊べません」と言うのは、明日葉が受託して依頼、事業責任者として現場を見守ってきた清水光さん。そこで夏休みイベントとして指導員みんなで考えたのが、ビンゴゲーム「パンチョからの挑戦状」と、工作を使った「トントン虫レース」。普段の放課後は、宿題をして、おやつを食べて、あれこれしているうちにお帰りの時間になってしまいますが、夏休みは異学年がじっくり遊べるいい機会です。


臨時第2田園クラブオリジナルのビンゴゲーム「パンチョからの挑戦状」


ふっさっ子の広場の「トントン虫レース」トーナメント

9つの「たのしーと」でビンゴを完成させよう!

最初に「臨時第2田園クラブ」のスペースで行われたのは「パンチョからの挑戦状」。「言葉」「数・図形」「工作」「ぬり絵」など、いろいろなジャンルの9種類のたのしーとが壁に貼りだしてあります。「好きなたのしーとを選び、取り組み終わったら、下にある大きなビンゴカードに自分の名前シールを貼ってね」と指導員が遊び方を説明します。縦・横・斜めの3カ所がそろったらビンゴ。「星を作るキラキラおりがみ」がつくれます。


ビンゴで使ったたのしーとは記事の最後に紹介しています


「どれからやる?」みんなで相談

「ビンゴを完成させるには、バランスよく選ばないといけません。普段はやらないジャンルにも取り組めるように工夫しました」と清水さん。子どもたちも、最初は楽しげなぬり絵や工作を選びますが、「ビンゴにするには、あと『あんごう』と『計算ぬり絵』をやらなきゃいけないんだよ」と声がはずみます。最初は「難しそう」と言っていた子も、友達がやっているのを見て「私もやるー」とチャレンジします。「私はあとひとつでビンゴだよ!」「ぼくはダブルビンゴにする!」と、楽しみながらビンゴを完成させていきました。


思い思いの「スーパーぼうけんごう」ができあがります


作り方を教えあってできた「たこつり」


ビンゴのおかげで普段は手がのびないジャンルにもチャレンジ


ビンゴできるかな?

ふっさっ子の広場のイベント「トントン虫レース」にも参加

後半は、同じ学校に併設している放課後子ども教室「ふっさっ子の広場(明日葉運営)」に移動し、「トントン虫レース」に参加します。紙で作ったレース台に、紙の虫をのせて走らせる工作で、台を指でトントンたたいて虫を早くゴールさせた方が勝ちというルール。2人ずつ対決するトーナメントに挑みます。

レースの前に指導員が子どもたちにアドバイスをします。「どうやったら速く走れるか考えてみてね。虫の脚の向き、いろいろな工夫ができるよ」。子どもたちは「勝ってキングになりたい!」と、カラフルに色を塗ったり、好きな絵を描いたりしたマイレース台で何度もたたき方の練習をします。


明日葉の指導員がレースのコツをアドバイス


本番を前に気合が入ります

「いよいよ本番です。誰が勝ち進んでキングになれるかな? よーいスタート!」。指導員のかけ声で子どもたちは懸命に台をたたきます。他の子たちは「がんばれ~」と手をたたいて応援します。1年生が3年生に勝ったり、練習では速かったのに本番で力を発揮できなかったりするのが、このレースのおもしろいところ。

子どもたちの試行錯誤する力を遊びで引き出す

「1回うまくいかなかったからって、あきらめないでね。いろいろな調整をしてチャレンジしてください」という指導員の言葉を聞き、子どもたちは台を補強したり、両脇にガードをつけたりして工夫をこらします。その表情は真剣そのもの。対戦相手をかえて挑戦を繰り返してレースは終了。トーナメントに勝った「キング」には、金色のシールが渡されました。


懸命に台をたたきます


金色のシールをもらってにっこり

「夏休み中ということで時間に余裕があり、指導員もじっくりと子どもたちと向き合えました」と清水さん。前半のビンゴゲームでは、普段は敬遠しがちな「計算ぬり絵」や「暗号もの」に多くの子どもが挑戦していました。「トントン虫レース」はトーナメントにすることで盛り上がり、それぞれがより速く虫が進むように工夫していました。「夏休みならではのイベントとして非常に良い取り組みになったと感じています」。


普段は「おすすめカレンダー」のたのしーとを印刷してファイリングしておき、希望した子どもが自由に取り組んでいます


壁には指導員が作った工作の試作が、魅力的に飾ってありました


たのしーとがたくさん飾られた壁に、編集部一同大感激です

「パンチョからの挑戦状」ビンゴゲームでつかった9種類のたのしーと
[工作]ケーキをつくろう
[工作]セミのうか
[工作]たこつり
[工作]スーパーぼうけんごう
[お絵かき]ほうかごの、たのしいおもいでにいろをぬろう!
[数・図形]計算ぬり絵をしよう!④
[数・図形]1から100 までつないでめいろを作ろう!
[言葉]あんごうをといて、手紙を読もう!
[理科の芽]つよい「カタチ」をさがそう!

放課後子ども教室のイベント「トントン虫レース」トーナメント
[工作]トントン虫レース


構成・文:米原晶子 写真:村上宗一郎 取材協力:ソシオークグループ・明日葉