支援員のお悩み相談室 【PR】「放課後たのしーと×ドコモ未来ラボ」ワークショップ実施レポート①

2023.12.28

Supported by ドコモ未来ラボ

「放課後たのしーと」は、株式会社NTTドコモのプロジェクト「ドコモ未来ラボ」と協同し、4カ所の学童クラブと1カ所の小学校でプログラミングのワークショップを開催しました。そのうち2カ所で実施した様子を2回に分けて紹介します。

学童クラブでプログラミングにチャレンジ! 自分でゲームを作れるかな?

プログラミングワークショップを開催しました!(その1)

    【実施概要】
  • 場所:東京都板橋区・板橋第七小学校あいキッズ
  • 実施日: 2023年11月13日(学校行事の振替休日)
  • 参加者:
    • 午前の部 1~3年生の19人
    • 午後の部 1~4年生の21人


振替休日の一日を楽しく過ごそう!

今回ワークショップで使用したのは「Scratch(スクラッチ)」という、無料でダウンロードできる初心者向けのプログラミング学習ソフトです。目の前に用意されたパソコンやテキストを見て、子どもたちは「これから何をするんだろう?」とみんな落ち着かない様子。講師の自己紹介と挨拶で、ワークショップスタートです。

はじめに講師が「パソコンを使ったことがある人はいますか?」と聞くと、ほとんどの子が「はーい!」と元気に手を挙げます。さらに「Scratchを使ったことがある人はいますか?」と聞くと、手を挙げたのは5~6人で、ほとんどの子がプログラミング初体験です。「わからないことがあったら、近くにいる先生に聞いてくださいね。」と講師が子どもたちに伝えます。今回、進行役の講師の他に、サポートスタッフも入り、子どもたちの疑問に寄り添いながら、作品制作のフォローができるようにしました。子どもたちは近くのサポートスタッフにすぐ質問ができるので安心した様子です。

講師がスライドを見せながら、プログラムとプログラミングについて、運動会を例に説明します。「みんなは運動会のプログラムを見たことがありますよね。『“玉入れ”をしたら次は“ダンス”をして、“お昼ご飯”を食べたら、“綱引き”』というように、あらかじめすることを決めて順番に並べたものを“プログラム”といいます。このようにパソコンにしてほしいことを順番に書くことを “プログラミング”といいます。」説明を聞いた子どもたちは、実は身近にプログラミングがあることに感心した顔をしています。


「Scratch」で“猫”を動かしてみよう!

次に、Scratchの基本の使い方を説明し、「みんながいつも遊んでいるゲームも、このように作られているんですよ」と言うと、子どもたちは「えーっ!」「そうなんだ!」と驚いた顔をしています。説明の後、テキストに沿って、“猫を動かす”というプログラミングに取り組みます。子どもたちは普段から小学校で配付されたタブレットを使って宿題をしたり、学校の連絡を確認したりしているそうで、パソコンを触るのも慣れた手つきです。

テキストを見ながら、パソコンを操作してプログラミングし、プログラム通りに猫が動くのを見て、あちこちで「わー、動いた!」と楽しそうな声がします。思ったようにできず困っている子には、近くの講師がヒントを出します。そうすると、子どもたちも「やってみる!」と自分で解決しようと試行錯誤し始めます。子ども同士で教え合うような活発なやり取りもたくさん見受けられました。しばらくすると全員が、“猫がマウスと一緒に動き、スペースキーを押すと「ニャー」と鳴くプログラム”を作り上げました。指示通りに猫が鳴くのを確認して笑顔で大喜びです。

 


自分が好きな背景やキャラクターを選んでゲームを作ろう!

練習ができたら本番です。次のプログラムは“何かが当たったら別の何かが消える”というゲームです。ドコモ未来ラボの募集テーマである「未来の新発明」を意識しながら、Scratchの中にある背景やものを選び、自分らしい世界観を作ります。「サッカーが好きだから」「宇宙にハートがあったらかわいいから」など、自分の好きなものを探します。同じキャラクターをたくさん登場させて満足げな子もいれば、“当たったときに点数がつく”というプログラムまで進んだ子もいました。何度も作り直してできた画面を、「できたよ!」と見せてくれる子どもは心の底から楽しんでいる様子です。それぞれの思いが詰まったゲームを時間いっぱい作って、ワークショップは終了しました。始めは難しそうな顔で画面を見ている子もいましたが、最後は「楽しかった!」「もう一度やりたい!」とポジティブな感想を言って帰っていきました。


ワークショップの後、副施設長の相河幸樹さんに話を聞くと、 「講師の説明も丁寧で、お手本も示してくれたので、子どもたちも取り組みやすかったようです。作った通りに動くと『すごーい!』と素直に喜んで、間違っていたらよく考えるという経験ができるいい機会でした。『プログラムはこうやってできているんだ』という感覚を学べたのではないでしょうか」 と言っていました。普段は落ち着きがなく動き回っているような子が、座って集中して「どうやるの?」と聞きながら取り組んでいたのが印象的だったそうです。

子どもたちへのアンケートでは、全員が「楽しかった」と回答してくれました。 完成したそれぞれの発想豊かなゲームは、「ドコモ未来ラボ」が企画したプログラミングコンテストに応募する予定です。


プログラミングに興味をもつきっかけになるコンテスト

プログラミングの楽しさを学び、「好き!」を見つけた子どもたちには、自分の気持ちや発想をプログラミングで表現できる場として、ドコモの子ども向けプログラミングコンテスト「ドコモ未来ラボ」に応募するのがおすすめです。「ドコモ未来ラボ」は、子どもの夢や未来を応援する「ドコモ未来プロジェクト」の一環としてNTTドコモが開催しています。

「ドコモ未来ラボ」の公式ホームページでは、おすすめのプログラミングツールやプログラミングの作品例が紹介されているので、プログラミング経験者はもちろん、初めて挑戦する人でもご自宅から気軽に応募できます。

    ★初めてだって、楽しめる!プログラミングコンテスト「第1回 ドコモ未来ラボ」★
  • 募集テーマ:「未来の新発明」
  • 募集期間:2023年10 月16 日(月)~2024 年1 月14 日(日)
  • 対象年齢:3歳から中学生 ※日本国内にお住まいの方
  • 応募部門:未就学児童の部/小学校1~3年生の部/小学校4~6年生の部/中学生の部
  • 各賞:グランプリ(1名)、最優秀賞(3名)、発想力賞(4名)、表現力賞(4名)未来力賞(4名)、参加賞(全員)
  • 結果発表:2024年3月(予定)
詳細はコチラから


写真:放課後たのしーと 取材協力:板橋第七小学校あいキッズ
(文・構成 米原晶子)

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