支援員のお悩み相談室 【PR】「放課後たのしーと×ドコモ未来ラボ」ワークショップ実施レポート②

2023.12.28

Supported by ドコモ未来ラボ

「放課後たのしーと」は、株式会社NTTドコモのプロジェクト「ドコモ未来ラボ」と協同し、4カ所の学童クラブと1カ所の小学校でプログラミングのワークショップを開催しました。前回に引き続き、子どもたちの様子を紹介します。

自分らしい世界観のゲームを作ってみよう!

プログラミングワークショップを開催しました!(その2)

    【実施概要】
  • 場所:東京都練馬区・大泉東小ねりっこクラブ
  • 実施日:2023年 11月15日
  • 参加者:
    • 1回目 1~2年生の30人
    • 2回目 3年生の29人


1回目は低学年がチャレンジ。プログラミングの基本からはじめよう!

あいキッズの子どもたちと同様、ねりっこクラブの子どもたちもパソコンとテキストが用意された机に、少しそわそわしています。1回目は低学年の子どもたちが参加します。講師が「パソコンを使ったことがある人はいますか?」と聞くと、今回は半分ぐらいの子が「はーい!」と手を挙げました。「プログラミングをやったことがある人は?」という問いに手を挙げたのは5人くらいです。プログラミング経験者や未経験者など、様々な子どもたちがワークショップを体験します。

スライドを使って、丁寧に基本操作を確認しながら、プログラミングについて説明します。講師が「もしお腹が空いたらどうしますか?」と聞くと、「ご飯を食べる!」とこたえます。「そうですね。そのように“もし○○したら“、”どうするか“、という条件を作るのがプログラミングです」という説明を聞いた子どもたちは「へぇー!」と納得した様子です。その後、子どもたちは講師の説明を聞きながらそれぞれパソコンを操作して、プログラムを作っていきます。自分が作ったプログラムで猫のキャラクターが動いたり、スペースキーを押すと「ニャー」という音が部屋中に鳴り響き、子どもたちが驚きながらも、どんどん夢中になっていくのが分かります。


分からないことは、子ども同士で教え合いながら。試行錯誤を楽しむ!

後半は“何かが当たったら別の何かが消える”というゲームを作ります。自分たちでテキストを読み解きながら、どんどんプログラミングしていきます。分からなくて困っている子に、先に出来た子が教えたり、他の子が選んだものを見て自分の画面を変えたり、子ども同士がお互いに思いを交わしながらゲームを作っていきます。最初は苦戦していた子も、自分が選んだ宇宙船がプログラム通りに動き出すと「おもしろーい」「見て見て!」と友達と見せ合いっこしていました。

子どもたちは講師の説明を聞き、テキストを見ながら「これか、わかった!」と初めての操作とは思えない成長を見せてくれます。次へ次へとどんどん進む子もいれば、一個ずつ丁寧に進める子もいて、1人ずつの考え方の違いを見られるのも面白いです。各々が「出来るようになる」楽しさを体感して、1回目が終了です。


2回目の3年生は進み具合もスムーズ。たくさんの動作をゲームに盛り込もう!

2回目に参加してくれた3年生は、半分くらいの子がプログラミングの経験がありました。1、2年生より更にパソコンの操作も慣れています。
プログラミングで猫が動くと「面白い!」「何これ!猫が勝手に動いている!」と大盛り上がりです。「ニャー」と猫を鳴かせるプログラムも、みんなあっという間に完成させ、あちこちで猫の「ニャー」という鳴き声とともに、完成したのが嬉しかったのか子どもたちの喜びの声が聞こえ、プログラミングを楽しんでいる様子が伺えました。「猫が疲れちゃうから、鳴かせすぎないでください(笑)」と思わず講師が突っ込んでしまうほど、子どもたちは盛り上がっていました。


講師が後半でゲームを作ることを伝えると、子どもたちは「やったー!」「難しそうだけど、楽しみ!」と終始楽しそうです。ドコモ未来ラボの募集テーマである「未来の新発明」を意識しながらゲームを作り始めると、「ホラーっぽくしたかったから、背景を怖い感じにしてドラゴンにする」「クリスマスのお菓子の家で、ペンギンが動き回るようにする」など、それぞれの「好き」が詰まったゲーム作りに夢中です。

子どもたちはみんな集中して、時間ギリギリまで使ってゲームを作り上げました。ワークショップが終わった後も、まだ物足りなかったのか「家で続きを出来るかな?」と聞いてくる子もいました。最初はつまらなそうにしていた子が、興奮しながら「夜にロケットがきて、悪いやつをつかまえるゲームにしたい。家でもやってみる!」と嬉しそうにテキストを抱えて帰ったのが印象的でした。


「新しいことが出来るようになる!」楽しさを体感

全ての回が終了した後、運営責任者の横山ゆかりさんに話を聞くと、「いつもは集中力が5~10分くらいしか持たない子どもたちが、今日のワークショップでは1時間30分も熱中していてびっくりしました。みんなプログラミングを楽しんでいて、興味をもった様子を感じました。子ども同士でフォローしあって作品制作をしている姿も、見ていて微笑ましかったです」 といつもとの様子の違いに驚いていたようでした。また、3年生の様子を見て、「いつもより張り切っていて、目の輝きが違いました。ゲームで遊ぶことはあっても自分が作るのは初めてなので『ゲームはこういう仕組みでできているんだ』とわかって新しい興味がわいてくるのではないかと思います」とプログラミングを通して得た学びや、子どもたちの気持ちの変化などを教えてくれました。

子どもたちにも感想を聞くと、「飛行機が動いて、ぶつかるとりんごが消えるようにした。自分ができると思わなかった」 「いつも家でやっているゲームより楽しい」 「自分でイラストを選べて、好きなように工夫できるのがいい」 と嬉しそうに答えてくれました。自分自身で考え、工夫をしながら取り組んだことが伺えます。

講師から「ドコモ未来ラボ」が企画したプログラミングコンテストへの提出を提案されると、「オレ、絶対優勝したい!」と意気込む子も。プログラミングに興味はあるけど、難しいと思っている子どもが「新しいことにチャレンジする」ことの楽しさを体験するワークショップになったようです。


プログラミングに興味をもつきっかけになるコンテスト

プログラミングの楽しさを学び、「好き!」を見つけた子どもたちには、自分の気持ちや発想をプログラミングで表現できる場として、ドコモの子ども向けプログラミングコンテスト「ドコモ未来ラボ」に応募するのがおすすめです。「ドコモ未来ラボ」は、子どもの夢や未来を応援する「ドコモ未来プロジェクト」の一環としてNTTドコモが開催しています。

「ドコモ未来ラボ」の公式ホームページでは、おすすめのプログラミングツールやプログラミングの作品例が紹介されているので、プログラミング経験者はもちろん、初めて挑戦する人でもご自宅から気軽に応募できます。

    ★初めてだって、楽しめる!プログラミングコンテスト「第1回 ドコモ未来ラボ」★
  • 募集テーマ:「未来の新発明」
  • 募集期間:2023年10 月16 日(月)~2024 年1 月14 日(日)
  • 対象年齢:3歳から中学生 ※日本国内にお住まいの方
  • 応募部門:未就学児童の部/小学校1~3年生の部/小学校4~6年生の部/中学生の部
  • 各賞:グランプリ(1名)、最優秀賞(3名)、発想力賞(4名)、表現力賞(4名)未来力賞(4名)、参加賞(全員)
  • 結果発表:2024年3月(予定)

詳細はコチラから

写真:放課後たのしーと 取材協力:大泉東小ねりっこクラブ
(文・構成 米原晶子)

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